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@erin@misskey.soda-net.com
いえいえ、コメントありがとうございます!いつでも歓迎👍

その三つの短編は私も印象に残ってます。
特に「どうにもならない」。必死にお酒を買いに行く主人公は実際はふらふらなのだけれど、そんな自分を「彼女」と三人称で描き、離れた視点から自分自身を冷静に見ているようですよね。不思議な読後感。息子に車の鍵や財布を取り上げられつつお酒を買いに行く自分を見たらどんな気持ちだろう、と想像すると、まさに「どうにもならない」なのだろうと思うのだけれど、言い訳をするでもなく、何か主張をするでもなく、淡々と情景だけを描く。
その描き方には、むしろ芯の強さを感じるなあと。書かれていないからといって、そこに何もなかったはずはない。私なら間違いなく言い訳の嵐でしょう(笑)

他には「あとちょっとだけ」。死の気配がすると、本当に本っ当にその通り、「あとちょっとだけ」と思ったものだなと。境遇も何もかも違っても、その気持ちはとても共感できます。
エリンさんの言う通り、「その一瞬だけは分かるような」気がするところが多い作品集ですよね、すごい。

実はそもそも、エリンさんの以前の投稿で最初に興味を持ち、図書館で予約し、届いて読めたのが最近だったのです。
面白かったです、紹介ありがとうございます😊

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