ネタバレしないように物語そのものの感想を述べるのは難しいので、とりあえず、この作品で最も重要で、最も印象的な人物について。
この、夜明けがいつやって来るのか、本当に夜明けが来るのか、それさえもわからないような長い長い明けない夜の中で、その重苦しい闇の中にわずかに明るく輝く星のような江陽は原作でもそうだけど、ドラマでも本当に魅力的だった。
白宇のお芝居がうまいのはわかっていても、共演するのが廖凡はじめとした達者なベテラン揃いだったので、その中でどれだけ存在感を発揮して、物語の主軸となる江陽の人生を見せてくれるんだろうと期待と、そしてわずかな不安もあったけど、不安は完全に杞憂。彼の江陽は想像以上、期待以上だった。