味わい深い文。
”自分が死んで死体になったらそれはもう自分ではない、という感覚が僕にはありますね。
死体は有機物だから、日本人の伝統的な感覚では、「土に還る」というのかな。脱ぎ捨てた洋服、抜け殻みたいなものという感じですね。
ただ、死んだ後には、魂のような何かが残ると思っています。”
この文章からは、死後の生があるということではないような。
ふとしたときに亡くなった人の生きざまが生きている人の意識に生起されるということか。
死体は「脱ぎ捨てた洋服」、その後に残る深いもの 谷川俊太郎が向き合ってきた生と死
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