母の親友が亡くなった。記憶の中では、私は3回くらいしか会ってないけど、2人目の母みたいな存在だった。私の名付け親。遠く離れて暮らしていても、貰った気持ちは一生残る。不毛な願いだったものを言う。私の寿命と健康な身体を全部あげたかった。それは無理でも、私の寿命をもっと分けて欲しいと神様に願った。母と、彼女と、彼女の家族のために。本当に、私の全部を渡してあげたかった。何故わたしが生きるのか、人生はままならず、それでも生きていかざるを得なくて、どうしたらいいのかわからない。私は今にもベランダから空を切って飛び出しそうなのに、彼女がこんなにも早くいってしまうなんて、私は悲しむ以外に能がない。