『トランスジェンダー入門』を読んだ時、要領よくまとまっていていい本だと思いながらも、色々と違和感を覚えるところがあったのだけど、そのあたりを言語化してくれているいい記事をいくつか見つけることができた。
https://sykality.wordpress.com/2023/07/15/transgender_nyumon/
https://lighthouse226.substack.com/p/37a
https://note.com/kphoenix/n/n2b1da3ca9c14
https://note.com/kphoenix/n/n39fd0f0047b5
吉野靫さんの本に、「「本当の」トランスジェンダーなんていない」(この言葉は帯になっている)とあって、この言葉が自分にはしっくりくる。つまり、そういう線引きをそもそも拒否するという方向性で自分は考えたい。
でも、『トランスジェンダー入門』には、「本当のトランスジェンダー」という表現が出てくる。こういう主張の仕方は、どんなに丁寧に書いても、新しい排除を生むことに繋がる面を持ちかねないと思う。