家父長制を解体するために、結婚制度と戸籍制度は廃止するべきものだと私は考えていて、逆説的だけど、その過程としての同性婚運動に私は賛同する。

だから、「もうすぐ同性婚が実現する!そしたらみんな結婚できてハッピーだね!」みたいなノリは本当に嫌だし、そういうことを言う人は信頼できないと思ってしまう。

人と人の関係の結び方はさまざまで、そのうち一部の関係性だけを優遇する制度設計は、それ自体差別的なものを温存するという前提は踏まえていてほしい。

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以前、台湾のフェミニズムの歴史を勉強したことで、台湾で同性婚の制度の導入を最初に政府に諮った際、パートナーシップ制度(婚姻に代わるパートナー制度)と、多人家族制度(多人数による共同生活を送る関係を家族として扱う制度)の導入を同時に提案したということを知ったんだよね。これは、一対一の関係性だけを法的保障することに明確に問題視する運動の流れが見て取れて、非常に心強く思った。

結局、台湾の同性婚は、特別立法の形で同性婚だけが実現することになって、他の制度は立法されなかったんだけどね…。

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