【アカウント移行のため再投稿】
吉田寮写真展@IRA TOKYO(8/19〜27)、無事に終わりました。期間中、120名ほどの方に来ていただきました。
ira.tokyo/event/11161/

以下、個人的な感想です。
・IRAという場所柄もあって、寮内の自治組織の運営方法や、学生自治と大学当局の折衝など、ソフト面についての質問をされることが多く、嬉しかったです。吉田寮というと、どうしても「古い建物」というイメージが強く、そこにノスタルジックに浸かる寮生が立て籠もっているみたいな偏見を持たれがちですが、そうではありませんので。
※吉田寮の近年の経緯についてまとめたビラやフリーペーパーは↓
yoshidaryo.org/links/kohoshits
※もっと詳しくまとめられているのが↓
yoshidaryo.org/brief-history/

・とはいえ、まもなく築百十年になる吉田寮現棟という建物がもつ場の力が大きいのも事実です。「なぜ自治や話し合いの文化が受け継がれたのか」という質問も何度かされましたが、これは現棟の構造や食堂の存在など、建物の構造的な理由もあると思います。(むろん、当事者間に強い意思があったことが一番の理由でしょうが。)


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・力を入れて伝えたかったポイントの一つに、吉田寮新棟の全個室型オールジェンダートイレがあります。バックラッシュの激しい流れの中で、対話を基礎とするボトムアップの自治によって、オールジェンダートイレの導入が実現した場があることは広く知られるべきだと思います。この点について、多くの方に力を入れて伝えられたのはよかったです。

・また、改めて『吉田寮写真集』(草思社、2019)を読み直しましたが、この写真集は現棟中心ではありますが、建物ではなくそこにいる人々の生活にフォーカスされているのがよい点だなと感じました。写真展には、この時の写真家の方も来訪されたのですが、寮生との信頼関係を築いていく過程について話していました。ある伝えていきたい場所があるのなら、そこによい関わり方を持ちながら、伝えていくことが重要だと思いました。

・改めて、IRA TOKYOは素晴らしい場所だと感じ入りました。東京にいらっしゃるときはぜひ足を運んでみてください。
ira.tokyo/

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