・力を入れて伝えたかったポイントの一つに、吉田寮新棟の全個室型オールジェンダートイレがあります。バックラッシュの激しい流れの中で、対話を基礎とするボトムアップの自治によって、オールジェンダートイレの導入が実現した場があることは広く知られるべきだと思います。この点について、多くの方に力を入れて伝えられたのはよかったです。
・また、改めて『吉田寮写真集』(草思社、2019)を読み直しましたが、この写真集は現棟中心ではありますが、建物ではなくそこにいる人々の生活にフォーカスされているのがよい点だなと感じました。写真展には、この時の写真家の方も来訪されたのですが、寮生との信頼関係を築いていく過程について話していました。ある伝えていきたい場所があるのなら、そこによい関わり方を持ちながら、伝えていくことが重要だと思いました。
・改めて、IRA TOKYOは素晴らしい場所だと感じ入りました。東京にいらっしゃるときはぜひ足を運んでみてください。
http://ira.tokyo/