バレットジャーナル自体はネットで方法論もハックもいくらでも(日本語で)見つかるので、わざわざ本を買うほどでもないかなと思ったんだけど、読んでみると買って良かったと思う。
スピリチュアルというか、うさんくささはどうにもあるんだけど、この手の本でありがちな技法だけ紹介して終わりではなく、「なぜこうなっているのか?」「この技法ではカバーできない、この状況にはどう対処するのか?」といった説明が詰まっていて、想像よりも読む価値があった。
で、このバレットジャーナルが誰にでもオススメなのか、この本は誰もが読むべきかというと……そうは思わない。
同じような使い方をするにしてもシステム手帳のほうがずっと便利だし、スマホやパソコンも比較対象だ。
そもそも、今困っていない人には必要ない。
僕は忘れん坊で、スマートフォンを取り出して検索ワードをブラウザに入力するまでに調べたいことを忘れるし、今朝からやらなければならない仕事すら頭から飛んでしまうことがある。
覚えておきたいこと、覚えておかなければならないことが、記憶になる前に消えてしまう。
まあ、そんな生きるのが下手くそな人間が、自分のやるべきことを忘れずに生きるには理に適ったノート術だった。
人生が変わるかは知らないけど、生活は少し変わったと思う。