HSP(highly sensitive person)の提唱者のエレイン・アーロンさんの「自分を愛せるようになる自己肯定感の教科書」を読んでいる。タイトルはよくある自己啓発本ぽいのだけれど、今まで読んできた「自己肯定感」系の本より過小評価に陥るメカニズムや自分を過小評価するとどんな反応をしてしまうのか、それをときほぐすために過去のトラウマと向き合うこと、について丁寧に書かれていて良かった。
常に自分が漠然と人間関係で不安を感じ続けていた理由がなんとなく分かっただけで安心できた。

自分の振る舞いが間違っている、恥ずかしい、場違いだ、と感じてオドオドしてしまう時、そんな自分や自分の性格が悪くてこれを直さないと、自分を変えないと、と思うとどんどん自分が嫌いになっていく。そういうときに「今自分を過小評価するメカニズムに陥っている(本の中ではリンキングよりランキングに偏ってしまっていると表現している)」ことに気づいて、その意識をバランスのいい方向に戻していく(自分の性格を否定するのではなく)ということが書いてあって、救われる感じがした。同時に今まで自分を過小評価しすぎて防衛反応をとってきていたことに気づいた。少しずつ考え方の偏りのバランスが取れるようになるといいなと思う。

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