https://mainichi.jp/articles/20221208/k00/00m/040/362000c
「秋津温泉」「エロス+虐殺」などの映画監督、吉田喜重(よしだ・よししげ)さんが8日、肺炎のため死去した。89歳。喪主は妻で俳優の岡田茉莉子(おかだ・まりこ<本名・吉田鞠子=よしだ・まりこ>)さん。
福井市出身。東京大卒業後の1955年、松竹入社。大船撮影所で小津安二郎、木下恵介監督らの助監督をつとめ、60年「ろくでなし」で監督デビュー。同年「血は渇いてる」、61年「甘い夜の果て」を発表。社会の矛盾をドライに描いた作風で、同じ松竹の大島渚、篠田正浩両監督らとともに「松竹ヌーベルバーグ」と称された。