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先月観た映画「EO」の感想を。
・ロバが狂言回しとなって、先々で人間に翻弄されるロードムービー。話の流れは大胆な省略が多いので、話の辻褄を合わせるよりも映像美を堪能した。人間の言葉を喋らせたりせず、かといってドキュメンタリーにもならず、絶妙なところで映画ならではの表現になっていたと思う。
・主役として選ばれたロバ(という動物)は、耳の動き、チョコチョコと短めの歩幅、憂いのある(ように見える)眼差しで、愛玩動物とも野生動物とも違う距離感。彼らにも彼らなりの喜怒哀楽がきっとあるはずだけど、シュッとしたサラブレッドと並んだりするとどうしてもションボリして見えてしまう…のが良かった。
・あと、動物の「イノセント」な眼差しや一見無意味な映像の連なりにも、実際以上に物語を見出して感動するのが人間なのかな、とかおもった。
m.imdb.com/title/tt19652910/?r

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