アリ・アスター新作の予告編公開をきっかけに色々みてたらこんな文献を見つけて、ちょっと読んでしまった。
石田由希(2022)アリ・アスター映画にみる美術的モチーフ:『ミュンヒハウゼン』、『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』 西南学院大学 外国語学論集 2(2-3) 81-99.
http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/2229
ヘレディタリーにおける女系三代の芸術的才能やミニチュア的ショットの意味、ミッドサマーにおける横断幕の意味やホルガ住人の優生思想が垣間みえる瞬間など、知らなかった視点がいろいろあって面白い。アリ・アスターも(わかりにくいけど)ジョーダン・ピールに通じる問題意識を表現していたんだね。
映像作品を文中で引用するときは該当シーンの再生時刻を書く、というのも初めて見た。
この文献を脇にあらためて各作品をチラ見したけど、ミッドサマーのタイトルが出るまでの冒頭12分はほんとに最悪(≒最高)だね、、、