今頃だけどエトセトラの韓国ドラマ特集を読み進めた。西森路代さんが「韓国ドラマのビジュアルは、なぜ日本でラブコメ風になってしまうのか」というコラムを寄稿しているんだけど、これを読むまでもなく特集巻頭?の「#MeToo運動後に韓国ドラマで描かれた女性の物語」内で併記されている日本語タイトルと原題とあらすじを見るだけで問題が明白なのがすごい。
・上司のセクハラにさらされ、デートDVの被害者になることも多い女性たちの現実を描いた『青春時代』→『恋のドキドキシェアハウス~青春時代~』
・女性判事を通して日常的に女性が受けている性差別の問題をミラーリングの手法で見せる『ミス・ハンムラビ』→『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』
上記2件はまじでふざけんなって感じだが、ラブコメ風にする以外にも
・非血縁の家族を通じて母性を再解釈する『マザー』→『マザー~無償の愛~』も邪悪。見てないけど母親に無償の愛を求めるなって話なんじゃないだろうか…
・DV、児童虐待、集団レイプなど児童や若い世代、女性たちを襲うさまざまな社会的暴力を取り上げた『ライフ』→『ライフ~君こそが生きる理由~』もなんか「~」で挟んだ副題が緩衝材みたいな感じがする。てかこのニョロニョロで適当な説明つけんな。