みぱグと僕 

ミートパイを買いに行くと会える眼鏡のコックさんに恋をしている僕。彼はここの料理長の助手らしい。
会う度「あんさんいい身体してるなぁ~もっと鍛えた方がいいよ」
「ん?ちょっとでかくなったか?へぇ~鍛えてるのか…いいね」
「たくさん食べてでかくなれよぉ~いつでも待ってるから…」などと僕のことを気にして声をかけてくれるし、たまにボディタッチまでしてくるので正直たまらない。胸筋を触られた時は股間が暴発するのではないかとかなり焦った。
そんなやり取りも1年と少しが経った頃、すっかり身体改造にはまった僕は筋肉と共に自信も身に付け、ついに愛しの彼をデートに誘うことにした。
「ん?今夜?夜はだめだ店が忙しい。…仕事が終わってから…?店を閉めたら材料を仕入れに行くつもりだったんだけどな……あー、まぁ、うん。いいよ」

深夜デートが確定した僕はウキウキで約束の時間を待った。
身だしなみにと買った香水やアクセサリーは好みじゃないから付けてくるなと言われてしまったが僕には筋肉があるので問題ない。ありのままの自分で勝負だ…!

約束の時間、指定された待ち合わせ場所は彼の作業場の扉前。
そこに彼は作業服のまま現れた。
これから着替えかな?作業場で待ってればいい?
僕は浮き立つ心を落ち着けながら彼の作業場に足を踏み入れた。

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みぱグと僕 

しっかしよくここまで育ったなぁ、待ってた甲斐があったよ
このあたりの肉なんて最高じゃないか…
あぁ、いい。お前はそのまま寝てればいい。悪いようにはしないからな……
おかげで仕入れが楽になったよ。ありがとうな。

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