隊長の惚気(部下の受難2)
「俺見ちまったんだ」
「なにを?」
「ヘルさんが隊長以外の男と仲良く街を歩いてるところ…しかも!貴族御用達の宝飾店に入っていった!」
「て、てことは相手は貴族の…えっ?!これヤバいネタじゃねーの?!」
「こんなところで話すなよ!」
「もし隊長に聞かれたら…」
「僕が何かな?」
後日
「隊長、そのイヤリング…」
「ああ、可愛い奥さんが誕生日の贈り物用にって宝石に保護魔法を付与してくれたからイヤリングにしたんだ」
「じゃあ、この間の…」
「男性の宝石の好みは分からないからって僕の父を頼ったみたいでね…僕に直接聞いてくれればいいと思わない?」