太陽の君と月姫
太陽と月は儀式としきたりのための役割をこなせばいい。存在が対極であることと太陽の君の生命力が強いことで太陽と月の間には子供が出来にくいとされている。
周知の事実であることから、それぞれの血脈を残すためにあえて自国の異性と関係を持って子供を作ることもあるし、それに選ばれたものは大変な栄誉を賜る。家の繁栄もあるが、力を分けられるため力の強い子供が生まれやすくなる。
そのため、十五夜の祭事により行き来のできるこの時期の夜会は太陽の国のものも月の国のものも、それぞれ太陽の君とこの期間内に一夜を共にしようと群がるし、月の国のものは仮に定めていた過去の婚約者達が月姫の気を引こうとする。
6と7はその必要は無いと思ってるので2人で大体行動するが、弁えないものが現れる度に太陽の君の逆鱗に触れかけて、会場内の温度が変化し続けてる。