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月の姫は婿入り太陽を逃がさない 

契約結婚にしても面白そう…ってことで

月は太陽の光なくして輝くことは出来ない。そして太陽は月の魔力なくして冥界の侵略を抑えることは出来ない。
だから、月の国と太陽の国はお互いを支え合う形だったが月の国はその性質上簡単には出入りできない国だったりして。
そして月の国は太陽の光を得るために月の姫には太陽の国から婿養子を迎える。
選ばれたのは6で、婿候補だった想い人のいる第三王子を庇う形でやってきた。
幼い頃に見た美しくて可憐な空色の姫に会いたいという気持ちもあった。だから6にとってはまたとないチャンスである。
7はこれが形式的な結婚。所謂、政略結婚だと知っていて、別に夫婦の形にならなくてもこの国に太陽の君を留めて置ければなんでもいいと周りは思ってるから愛人でもなんでも作って居心地よくいて貰えるようにするだけ。
なので、初顔合わせの時に7は6に「ここでは好きに過ごしていいわ。私と無理して夫婦ごっこも必要ないし愛人を作ってもいいの」と言った。

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