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アルウェス・ロックマン 

幼少期に魔力が強すぎて物が壊れたり、家族と離れて過ごした経験から、大切なものは近くに置いてしまうと壊れてしまうという恐怖が内心で燻っていて。幸せも願えば壊れる。
だから今のこの状態で不自由はないなら、自分は十分だと言い聞かせてるうちに、自然と大切なものからは距離を取るようになってしまった。
行動や言動で示すことは出来ても、どこか他人事で、それでも寂しさなんて感じない。
自分の目の届くところでその人たちが穏やかに過ごせたらそれでいいと。
しかし、ナナリー・ヘルだけは口を出さずにはいられないし、関わることもやめられなかった。
距離を置かなければと冷静な部分は考えているけれどそれ以上に心が引かれて、あの美しい碧の瞳に映されたかった。

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