読み終わった。すごーく面白かった…3年も積読してたことが悔やまれる😣
面白いなあと思ったのが、韓国のDV被害者のシェルターに行ってみたら、「家父長制から脱しなさい」と言われるということ。そうしないと「自分も悪かったのではないか」と思うことがやめられないから、と。日本のシェルターではおそらく、「フェミニズム」とか「家父長制」などという言葉は聞かないのではないかと。
名前を与える、名前を知るって、本当に大切なことだよね。まず相手の形を認知しないと、抵抗したり立ち向かったりできないからね。
そしてそのシェルターのスタッフの人たちが、化粧やアクセサリーをしておらず、服もモノトーンだったということ。こういうところからそうやって生きてもいいというメッセージを発しているのではないかということ。
あと、夫や子どものいる女性作家は男性と違って、長編を書きにくいということ。長時間まとめて書く時間を割くことができないから、書斎まで与えられている男性作家とくらべて書く量が少なくなるとは当然なのに、それを理由に男性作家より下に見られるということ。
ソウルにあるいろんなフェミニズム施設にもとても行ってみたいなあと思ったし、定期的に講演会やイベントをしていたり、そういうの羨ましいなあと思った。