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『「暮し」のファシズム ─戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』(大塚英志)を先日読んで、出会えてよかったなー! と思ったのですが感慨に浸って結局なんのアウトプットもしてなかったので出します。

この本が出た時点では2021年なので、「コロナで一気に戦時下日本みたいになっちゃったね」だったのに、いよいよ本当に戦争が近くで始まってしまったので、本当にファシズムになってしまった……。
男性の編集者たちが女性向け雑誌で行なったプロパガンダが生活にじわじわ浸透していったな、という話。
太宰治の「女生徒」には元ネタがあり、その元ネタと引き比べることにより、当時の世情や理想の女性像が浮かび上がってくる、という話。
表紙のインパクトあるガスマスクの謎写真についても言及があり、日常の先の戦争を改めて実感しました。

福島原発の処理水問題の件も、ファシズムプロパガンダっぽい文句が踊るので、日本ってそういう言葉に喜んじゃうんだな、昔から……という気持ち。

  

chikumashobo.co.jp/product/978

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