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>「歴史」の時代は、戦争体験者全員が亡くなったときに開く自動ドアがもたらすものではない。すでに過去とほとんど断絶してしまった現実を自覚してなお、私たちが「歴史」という回路から過去へ飛躍する実践と、そうした接近の意味を語り合う言葉が、新しい時代の扉を押し開ける。「歴史」の時代は、決定的な「隔たり」を自覚することから始まる。目の前にいた戦争体験者の圧倒的な存在感を全身で感じることはできなくなる。声は文字になり、溜息は録音になり、顔は写真になり、身体は映像になる。
>(中略)
>コロナ禍が新たな非対面コミュニケーションを生み出したように、隔たりを認めたところから、過去とのつながり方の再構想が始まる。

『戦争のかけらを集めて』
tosho-migiwa.com/archives/678

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