切明千枝子さん歌集『ひろしまを想う』(レタープレス)届きました。
若いままの友の面影、兵を軍馬を見送りし宇品港、そして“あの日”──忘れたくても忘れられない「ひろしま」を、現在に至るまで想った500首の短歌集。
切明さんがインタビューで「せめて歌の中で生きさせてあげたい」と言っていたことがずっと頭に残っています。この厳選された歌ひとつひとつをひらきながらよみながら、切明さんの想いも平和への気持ちも、その切実さも、たくさんの人の中で生き続くことができるようにとせつに感じました。
解説も読み応えがあり、これからじっくりと何度も読むつもりです。
みなさまも機会があればぜひ手にとってみてください。