黄金とオマージュの話
FF9のオマージュとしてはめちゃくちゃめちゃくちゃよかった。地名とかはめちゃくちゃ直接的だったけど、内容は直接的にではなく、FF9を構成している要素を抽出して固めてFF14っぽくするとこうなるよ、って感じだった。他を認められず自分が何者なのかさまよい続けたゾラージャがクジャ、国を守るため自分のあり方で苦しみ続けたスフェーンがガーネット、姫を護る騎士のオーティスがスタイナー、唯一黄金郷への道を起動させる鍵を持ち、黄金郷との繋がりがあったクルルさんがエーコ、そしてウクラマトがジタンだったのだろうと思う。過去作への敬意とか、ただオマージュするだけではないストーリーへの昇華の仕方とか、それでいて知ってる人には大興奮させる要素の入れ方がいつも上手い。本当にありがとう。1番好きな作品を、今1番好きな作品でこんなにも楽しむことが出来た。