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niigata-u.ac.jp/news/2024/6228

改行しつつ引用

『なぜ私たちは「マイノリティは身の周りにいない」と思いがちなのでしょうか。

本学人文学部の新美亮輔准教授(認知心理学)は、学校のクラスや職場のような数十人の集団の中にマイノリティが一人でも含まれる確率を人々がどう判断するかを実験しました。

たとえば、人口の3%を占めるマイノリティなら、30人の中に一人でも含まれる数学的な確率は約60%ですが、これは直感に反して高いものです。実際、実験でも9割近くの人が60%より低い確率を答え、最も多い答えは「1%」でした。

つまり、大幅に過小視されていました。

集団の人数やマイノリティの題材(色覚異常、同性愛者・両性愛者、外国人など)を変えても同様でした。

私たちは「集団にマイノリティが一人でも含まれる確率」をうまく考えられないために、実際以上にマイノリティが周りにいないと思ってしまっている可能性があります。』

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