今年公開してまだ間もないクリードの新作。
クリードはロッキーシリーズの系譜ですが、今作はロッキーは全く出てこないです。この辺は大人の事情がプンプンしてますが…

さて、あらすじ書くと字数が足りないのでこっから感想だけネタバレ有りで⚠️

まず主人公のアドニスがただの黒人の成功者のVIP。自分はボクシングを引退してジムにちょろっと顔出して、奥さんは有名音楽プロデューサーで難聴はあるけど可愛い娘もいる。病気はあるけどまだ大事なママも健在。絵に描いたような幸せ家族。

ここに過去に因縁があるデイムと過去の罪悪感を吹っ切る為にラフプレーでチャンピオンになったデイムと対戦するんだけど、なんて言うかこれだけ成功者だとどういう心境で応援したらいいのか迷う。クリードシリーズは全編通してアドニスが【自分のために】戦うのね。2でアポロの因縁でドラゴの息子と対戦したけどアドニス自体がアポロをわかってないからねぇ（愛人の子だから）ロッキーは逆に愛する人の為に戦うタイプだったから応援しがいがあったんだけどね。

音響と映像は感動レベルで素晴らしいのでキャラの浅さが凄く勿体ないと感じた。ママの死がやる気のきっかけならまた違ってきたんだろうけどねぇ。自分、なんだよね。

#映画 #視聴記録

ウォッチパーティでも感想で言ったんだけど

エディ・マーフィー（黒人の成功者のシンボル）みたいな人が自分の為に頑張るところをカタルシスを感じて応援できるのか？という事に尽きる。せめて愛する家族の為にとかならまだ共感はできたかな。面白くないわけじゃないんだけど、私のテンション的には「がんばえー…ぷいきゅあー（鼻ほじ）」くらいの熱量でしかアドニスを応援できなかった。かといってデイムに共感もできないし。ママが最高過ぎたのでママに焦点当てた方が良かった気がする。
アポロへの言葉が「ああああああ！！」となった。こういうのでええんやで！と思わずにいられなかった。