「どの立場の人が見てもモヤモヤする作品に仕上がりました。私自身、困惑しています。日本は大丈夫なのかな、って」
この大島監督のコメントがドキュメンタリーとしては最高な仕上がりなのではと期待したくなる。
「君は何故総理大臣になれないのか」の監督さんでもある。そしてお名前からそうなのかなと想像したけど大島渚監督の息子さんなんだ。
海外配信してくれないかなぁ。
安倍晋三氏の国葬から1年 大島新監督が新作ドキュメンタリー製作で感じた「事なかれ主義」:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/274444
東京新聞にも記事が。
「想像はしていたが、確固たる考えのもとに意見を言う人が、想像通りすぎるほど少なかった。そもそもの政治への関心の無さ、周囲への過剰な同調、お上が決めたことへの追従。日本人の個の弱さを痛感した」
「国葬の一日の情景や人々の声をスケッチすれば、政治に対する日本人の意識、日本社会のグラデーション(濃淡)が浮き上がると思った」
「善悪の二元論でなく、カタルシス(感情の解放)もない。ぶっきらぼうな作りです。だからこそ、見てほしいし、考えてほしい。見る人の感想とともに作品は完成すると思います」
「私も含め、誰もがいつかは忘れてしまう。だから、記録する必要があったし、5年後、10年後に残すつもりでドキュメンタリーを作っている」
“ストーリーを想定せず、国内10カ所で国葬への賛否をチーム取材し、撮れた素材の割合に等しく映像を編集していく手法だ。その方針を決めたのは、国葬の3日前のことだった”
@sayuri_t_h 見に行きたいと思います。
ビビりな私は、変な人に監視されないか今から心の準備してます。
「国葬の日」を観てきました。大島監督ご本人の、みんながもやもやする映画、という言葉がありましたが、私は「やっぱりやるべきではなかった」という感想でした。
上映後の監督と小説家の深沢潮さんとの対談も聞くことができました。彼女が言っていた、辺野古や福島の方の言葉は”線で見ている”が、それ以外の(京都の的屋の人、北海道の結婚式の人、西大寺の献花に来た人など)は”点で見ている"、というのが的確な表現でした。撮影者が「分断の日ではないか」と問いかけているけれど、私は、分断するほどの(対立ではなく議論として)意思表示をしなければいけないけれどそれができていないことが、私たちの問題ではないかと思いました。
問題提起をする映画だけあって、対談で監督自身は国葬には反対の考えであることを言っていました。そして観に来ている人もそういう人が多かった印象。
@sayuri_t_h 観てきました。サユリさんのコメントを今見返して、上映後の対談、プログラムへのサインなどもなさっていて直接大島監督と会話するチャンスがあったのに、海外配信をぜひと伝えられませんでした。今からどこかSNSかWebでフィードバックしに行ってきます。
https://fedibird.com/@nsugimoto/111092431200907357 [参照]