(続き)
ちなみに、3日目も広島の工業地帯を撮った後に下関まで行ったのでチェックインは23時を回った。
道中は道後温泉とか、大歩危とか、大塚国際美術館とか、しまなみ街道とか、色々気になってた所を見て回れたのは楽しかったんだけど、日程詰め込んだツケは4日目にやってきた。朝起きたら発熱してたのである。東京に戻ってから測ったところ、38度を越えてた。
しかも、頭がかなりぼーっとしてる中で車運転して空港まで移動したところ、ホテルの部屋に社用PCを忘れていたことが発覚。運転よりも忘れ物に気を配るべきだった。それないと仕事ができないので郵送してもらうのは無理。早めに出たのが幸いしてギリギリ飛行機までの時間に間に合いそうだったから、事情を説明して一度返したレンタカーを再度借り、慌ててホテルまで戻ったのであった。
結果、PCは無事回収し、幸いフライトの時刻にも間に合ったものの、肉体的にも精神的にも人生でもピカイチ疲れた旅行だった。
なお、この4日目は創元SF短編賞の締め切り前日だったのだが、最後の推敲が完了しておらず、帰宅した段階で応募を一度諦めた。
しかし、翌日も発熱して会社を休むことになったため、結果的に推敲の時間がとれて応募に成功したのであった。
以上、サハリン略の裏話でした。
当時の谷林はとにかく「予定を詰め込む」という悪癖があり、一人で行動する分にはとにかくきつめのスケジュールを組みがちである。
それが極まってしまったのが四国4県+広島山口の撮影旅のときで、自分はなぜか
・1日目:高知
・2日目:徳島・香川・愛媛
・3日目:広島・山口
(4日目に戻る)
という「夜景撮影」の行程を組んだ。1日目と3日目はまだいい。問題は2日目で、徳島市内で夜景撮影を19時に終えて、香川に移動で3時間・愛媛に移動で3時間、撮影各30分で7時間。宿に着くのは26時である。
なんで行けると思った?
これは一般常識に属するタイプの豆知識ですが、民宿とかだとスタッフさんは22時を回ると眠ります。なのでチェックインが22時を回ると「鍵開けとくから勝手に入って寝て」方式になる。チェックインが深夜を回る旨電話口で伝えたところ、明らかに「こいつめんどくせえ客だな……」みたいな感じの態度で応対をされた。まあその通りなので何も言えない。しかし、翌日友人と会うために7時にチェックアウトを済ませようとしたら、宿の人が急に優しくなった。いま思うと半分同情されたんだと思う。
花火で思い出したが、旅行系の会社にいたころ、大曲で開かれた町内会かなんかのローカル花火撮影に行ったことがある。
とある機材のプロモで夜景写真のサンプルを社員で分担して47都道府県分集めてくるという仕事で、自分は秋田・岩手・四国4県・広島・山口を回ることになったのだ。1人で8県は今考えると正気の沙汰ではないが、当時は「経費で旅行できる! やった!」くらいの気持ちだった。まだ20代の頃である。
岩手と秋田は連日で撮影することにした。撮影場所は任意で決めてよく、岩手は小岩井農場のイルミネーションで決定。問題は秋田で、夜景知識に乏しかったので、適当に調べて見つけたローカル花火イベントを撮ろうと思い立ったんだよな。
いざ行ってみると、年の瀬近いタイミングでのローカルイベントなのでそこそこ空いてるし、雪景色の花火というのもあって悪くなかった。ただ、如何せん町内会レベルの花火なので規模がまず小さいのと、撮影位置が悪かったのとで写真は微妙なのしか撮影できなかった。写真も没になった。
だからなのか、当時の自分はなぜかそのあと秋田市に移動して更に夜景を撮り、撮影後に横手のホテルに帰るという頭のおかしい行程を実行してる。ホテルに着いたのは24時近かった。今よりもノリで生きてる割合が大きかった。
結婚式用に色々買いそろえないとなと思ってるが、数年ぶりなので何が必要なのかもほとんど思い出せない
“中つ国”へ最初の一歩を踏み出すあなたへ――トールキン研究家・髙橋 勇氏による「一つの指輪:指輪物語TRPG」入門ガイド
https://www.4gamer.net/games/665/G066552/20231005023/
ちょっとずつ買いそろえてる新校本宮沢賢治全集、14巻が1200円で見つかったので注文。
残りは11、13上下、16下、別巻の5冊。