バービーを見ました
どこまで意図して作っているのかわからない以上なんとも言えない。特に、憲法を変えるための選挙の日に他のことに夢中にさせることで、"選挙に関心を向けない"ようにするのはとても過激な保守のやり口で、それで守った体制を維持する選択は果たして共和や尊重が成されるのか疑問だった。それが全て現実世界への皮肉なのであれば嬉しいが、皮肉なら皮肉と伝わるように描いてほしい気もした。(自分が汲めていないだけで皮肉と明言しているシーンがある可能性もある。)
あと、何者でもない普通のバービーを作るべき!って話が「儲けになる」から実現するのもモヤモヤする。金にならなきゃ実現しないのであればそれはたまたま望みが叶っただけでは?それもやっぱり結局は資本主義から逃れられないっていう皮肉なのかな。
フィクションでよくある、現実的ではない愚かな女性表現のカウンターとしての、現実的なではない愚かな男性描写は今までにないおもしろい試みだった〜〜。
下まつ毛の長さを知れる距離で交わす天気の話を処理しきれない
水谷豊役を演じさせていただきます。
上白石萌音です。