阿部登龍「狼を装う」読みました。ウェアウルフと毛皮を着るのミーニングでこうもがっちり話を作れるのか……!とダジャレ戦士として目を剥きました。そのための舞台や登場人物の配置も上手すぎ。一方でお前はちゃんと地元と境遇と環境を呪え!と主人公を応援していたんですが、途中でしっかり和解を挟んだことでラストの心地よさがよりよいものになっていたので個人的にすごく勉強になりました。あととりゅうさんもせっかくグルメ系の番組とか見るんだ……と笑ってしまいました。私も近所の行きつけの店がテレビで紹介されて繁盛店になって足が遠のいてしまった経験があるので。