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録画してた『銀ちゃんの恋』をみたよ。
役者の熱演はともかく、元の脚本(蒲田行進曲)と私との合わなさがどうしようもないなーと思った。

合わないところ 

昔の映画・ドラマ・脚本あるあるだけれど、「横暴なDV男と、それでも着いていく女」という構図にひっかかってしまって、その先に描かれているものにたどり着けない。暴力は一発アウトなので、殴ったりする男を「銀ちゃんかっこいい」ってなるの、「なんで???」って思考が止まってしまう。マイティはかっこいいけど銀ちゃんの行為はかっこよくないので。

これ、衣裳や演出がちゃんと昔風だったらある程度は受け入れられたかもだけど、「ファイナルアンサー」とかぶりっこ仕草とか、20年くらい前の流行りが出てくるもので、昭和の大スターより平成のクズ感が出てしまった気もする。バンドマンに貢ぐ友だちに対して思うようなあの気持ち…… メインの3人は本当によくがんばったと思う。

合わないというか 

銀ちゃんとヤスの関係性が演じるマイティとつかさくんの関係性にも重なり、とはいえ実際のマイティはあんな人ではない(と信じている)ので、虚構と現実とが様々に重なり、反転もし、芝居に対する愛を感じるのかなぁと思いつつ、いろんな事があった今はスターさんのスター仕草がつらくもある。

とはいえマイティはかっこいいし、つかさくんにとって大事なお役になったの分かるし、星空美咲ちゃんはよかった。

銀ちゃんが「スターってのはファンからたくさん洋服をもらうもの、みんな現金でくれたら良いのに」と言って客席から拍手が起こるの、笑った。そうでしょうとも……!(しかしえぐい台詞を言わせるわ)

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