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安田登さんの『異界を旅する能』を読んでる。
世阿弥の語る「初心」は「初心忘るべからず」の他にも「時々の初心」「老後の初心」などがあって、この場合は過去のしがらみをバッサリ断ち切るとか、その場における初心者になるとか、そういう意味になるらしい(ものすごく省略してるので勘違いもあるかもだけど)

以前の職場で中途採用された元同僚が「33歳、ぴっちぴちの中年です!」と自己紹介していたのを思い出す。そのころ私はまだ20代前半で、「33歳から中年を名乗れるのか!」というところからびっくりしたのだけど、次のステージにおいては「ぴっちぴち」という考えはすごく面白かったの。
何となく通ずるものを感じる。

まあこの「初心」の話は人生ステージとは関係なく、能の持つ時間の感覚と、日本人が持ってきた時間の感覚、年ごとにリセットするとかそういう話の流れで出てくるのだけど。

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