『テスカトリポカ』の作者の短編集。一冊の分量は『テスカトリポカ』の半分くらいしかないのに、詰め込まれたネタは何倍のバリエーションで、とても1人で書いたとは思えない密度。もちろん面白いんだけど、量子物理学から人類学まで流行りの知的テーマを網羅的なまでに取り揃えながらしっかり暴力小説になってるのがすごい。
爆発物処理班の遭遇したスピン | 佐藤究 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B0B4JQ6FWM/nnbn-22