大河の話(否定的な意見なので気になる人はスルー推奨)
今年の大河、広い意味での加害描写が(言ってしまうが織田家まわり)キツく、ちょっと脱落するか、物語が進んで主人公まわりが話の中心になるまでスキップするか悩むレベルなんだが、他からも「暴力描写がキツイ」「偉人のエキセントリックさの表現が、ただの弱いものいじめで見てるのがキツい」という意見をちらほら聞いており、こう、広範囲にネガティブな気持ちを呼び起こしてしまうのはなんでだと気になる気持ちある……。裏切りや謀略、悲惨な死などエピソードだけ見れば鎌倉殿や他の大河の方がエグいものはたくさんあり、今年の大河も細部ではまじめにやってるものの、かなりエンタメに寄せてるはずで、なぜこうも忌避感を抱かせてしまうのか……。(でもその原因をさぐるために細かく視聴する元気もないんよ)
夕方ごろわりと影響力ある(?)「絶望★みんな破滅!!!!!」みたいな発言を見て、引きずられてしんどくなっていたのだが、同時に詐欺や陰謀論に引っかかる時ってこんな感じなんだろうな……というのも体感した感じ
陰謀論って、ガチ目に信じてるヤバい層は目立つが、言動がヤバいので割と早めに見限られて、信じてない層からバカにされるようになっていくんだけど、ガチ勢の上澄みだけをいいねしたりRTしたりしてて、かつ陰謀論に否定的な人たちともそんなに関わらないみたいな人は浅い領域でずっと、RTつづけちゃうんだよな……
フェイクドキュメンタリーQ シーズン2 EP1 「ノーフィクション」気になったとこまとめ
このエピソードも他の作品と同じく、作中作を多用した入れ子構造になってると思うんだけど、入れ子のいちばん外にいるのが誰なのかわからないので、この映像が最終何目的のものかまったくわからない。(普通に考えればQのスタッフで、お蔵入りになった不気味な映像を紹介している……ことになるんだが、本作では通常のこういうプログラムと違って「映像内の不気味な点」にほぼ触れない形になってるので、それすら不明。後半があれば調査パートとかになるんだろうか……)
映像の時系列もよくわからん。終盤、男性が布団と神棚(?)のある異様な部屋を発見するくだりはいつ撮られたもの?
彼はいなくなった初代Dなのか。あの部屋を発見したから消された?
あまり本編とは関係なさげだが、部屋中に貼られたお札はゾゾゾの『お札の家』が、雑に置かれた神棚とぐちゃぐちゃの中身は同じチャンネルの『いもんた』で見つけた廃神社がモデルだと思う……
フェイクドキュメンタリーQ シーズン2 EP1 「ノーフィクション」気になったとこまとめ
明らかにおかしい点。個人的に奇妙に思った点
・映像内の人たちが着ている服の季節感がおかしい?(みんな春先?か初冬?ぐらいの厚着なのに、虫が鳴いており周囲の緑も濃い。日差しもやや明るい?)
・冒頭、ノリコさんを引きで撮ってるシーン、壁の鏡に人影(土人形ぽいビジュアル)
・部屋中に貼られるようになったお札、新品から使い古された(?)ものまで様々。骨董的なコレクションならともかく、中古のお札なんか買うか?
・あきらかに異様なブツ、両親の遺影と遺骨が安置されている部屋にあるデスマスクとお札で封印された包丁
・支援団体の人と話すノリコさん、走るノイズとおかしな声「邪魔すると死ぬよ?」
・外に出るノリコさん、その後ろに人影(これは他の人の呟きで気づいた)
・終盤明かされる幼いころ行方不明になった姉の存在
・ノリコさんが外に出ようとすると「怒って、叩く」のは誰?
・ラストで挟まれる映像(初代Dのもの?)
・ノリコさんが台所に立っている間に和室に入る撮影者。盛り上がった布団が乱雑に放置されていて、床はぐずぐずに腐ってる。(お姉さんの遺体?)
・撮影者側の棚にあった神棚の厨子を開ける。御神体的なものはなく、ボロボロの何かが入っている
『奥様ッソ』(テレ東系のスリラーモキュメンタリー)観た。うーん……これは……。『放送禁止』にノリはかなり近く、謎解きはもっとわかりやすい。『何かがおかしい』ともテイストは似ているけど、作中で事件が解決したり、復讐が達成されたりはしない。犯人の悲しい動機などもなく、手の込んだトリックもない。コンセプトとしては明らかな異常事態なのに、番組が滞りなく進んでいく怖さ・気持ち悪さを楽しむ作品……なんだと思う……。『このテープ〜』と作ってる人が同じなのはすごいわかった。ただトリックがわかりやすすぎ&(去年制作にしては)女性の扱いがちょっと古すぎんか?という……(あといちばん引っかかったの、一種の虐待や性被害を『スパイス』に使いすぎでは……ってとこ)怪奇側がこちらの理解を拒んでる&下ネタやセクハラを過去の遺物とちゃんとアピールして作品に入れてるという点では、『このテープ〜』の方がよかった
になきちです おたく 20over