喪失、悲嘆、希望 阪神淡路大震災 その先に
堀内正美(著/文)
《1995年1月17日、6434人の命を奪った阪神淡路大震災からまもなく30年。
東京生まれの俳優・堀内正美は、震災をきっかけにボランティア団体を立ち上げ、自然災害、事件、事故などで心に傷を負った方々への支援を行ってきた。
団体が中心となって1月17日に主催する追悼式典には、毎年5万人もの市民らが訪れる。
震災の“リアル”な姿とは。
なぜいち団体が、5万人もの人々を集めることができるのか。
大事な人を喪い、悲嘆に暮れる人たちが再び希望を抱くには何が必要なのか。
災害大国日本を生きるうえで、必要な備えとは。
そのすべての答えがここにある。》