《百貨店の古本まつりは、あと十年もすると知らない世代が出て来て伝説の域に入るのかもしれない。普段はお中元やお歳暮の特設売り場ができる催事場に、所せましと古本ワゴンが並べられ、いつもは百貨店なんか足を運びやしない人種が大勢詰めかけたのである。(…) 古本まつりの行き帰りにも他の売り場になんか寄らなかっただろうから、もしかすると百貨店にはあまりメリットのない客だったのかもしれない。》← 将棋まつりも、同じような理由で百貨店から姿を消していったと聞いたことがある。
杉江松恋不善閑居 所沢・彩の国古本まつり、もう百貨店は古本まつりをやらない