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ヴィトゲンシュタインの『哲学的探究』を頭から読み返そうと思っているのですが、ヴィトゲンシュタインを読むときに意外に重要なのが代名詞の捉え方で、わりと人によって読みが違う。ドイツ語をつらつら読んでいて、そのへんをテキトーに読み流していると、かなり間違うことがあります。

翻訳をいくつか並べて、各訳者が代名詞をどう訳しているかを比較してみると、ヴィトゲンシュタインを読むことの難しさの一端がわかります。とにかく代名詞はお手軽に「これ」とか「それ」とかと訳さず、その都度しつこいくらいにそれが何であるのかを明確にしながら読むことですね。これ自戒。

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