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イレイザーとマイク/※異世界パロ妄想注意 

反乱軍討伐から帰ってきて頭が重い…と感じながら上官に報告に行こう平民出身の兵士長イレイザーに王族の食客、吟遊詩人マイクが「イレイザー、お土産つけてどこ行くんだァ?」と尋ねてきて「土産?」と不審な顔をするのでやれやれとリュートを置いてイレイザーの髪を掴んだままぶった斬られた男の欠損手を掴んでみせる。
死後硬直してんじゃーんと笑いながらイレイザーの髪の毛が抜けないように優しく丁寧に外した手を関心なく中庭の噴水に投げ捨てる。

「疲れたろ?報告が終わったらとっとと帰る事だ」

いつもの笑顔でじゃあなと肩を叩く馴れ馴れしい吟遊詩人に僅かな違和感を感じて報告後、休む事なく夜警に就くと爆発と共に城のあちこちで火の手が上がる。
すぐに王室へ向かうイレイザーだが跡形もなく吹き飛んだ瓦礫と激しい炎と人体の焼ける匂いに城内にいる人間の避難を優先する事にするが美しい花々が燃える中庭で断末魔を聞く。
侍女たちを2名串刺しにした黒い甲冑の男の姿に本能が"逃げろ"と警鐘を鳴らすがイレイザーは剣を握る。

「今回、全員殲滅なんだけど…」
なーんで居るかな…と顔を覆う兜の目元を上げるといつも穏やかに煌めいていた翠色の瞳の奥を紅く濁らせるマイクがそこにいて…。
そんなダチが敵になっちゃう系みたい。

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