土用の丑の日の話
暦は専門外なので話半分にお聞き頂きたいのですが、そもそも土用というのは季節の変わり目期間を言います。
今年の夏の土用なら、8/7の立秋から半月くらい前、7/19~8/6(あたり)が土用となります。(諸説あります)
火生土という考えがありまして、夏の土用は他の季節の土用より更に土行が強く心身にダメージを受けやすい、
なので土を強める火を抑制するため、意識して水行のものを取りましょう、的な考えがありまして、多分このへんが話の大元かなと思います。
今より医療や衛生状態がよくない昔はもとより、現在でも季節の変わり目はやはり体調を崩しやすいので、どうしても偏りがちな食事内容をこのタイミングで見直そう、普段と違う栄養を取ろう、取るならこのへんがいいよ…という知恵やアナウンスは、まあ現代でも必要ではないかな…と思います。
そして時代や地域によって奨励される食品は勿論変わりますので、現代ならば絶滅危惧種の鰻は勿論、環境負荷を上げる動物性食品などを避けていくことは、暦や習俗の否定とは別にきちんと行われるべきことと思います。
習俗的には「う」が付けば何でもよいという説がメジャーですし、五行に戻るなら、薬膳の本などで水行のもの探すのがよいかと。
私は胡瓜でも食べます。うも付くし。水だし。安いし。
本当は土公神さんが家の中をグルグル回る話とか、土用はでかい用事や地鎮祭を避けるとかの話もしたかったけれど、頭がいたいのでまた今度。
あと夏の丑の日の水のもの(黒っぽい、しょっぱい)ばかりが有名ですが、冬の土用の未の日は土のもの(黄色い、甘い)食べるとか秋の土用の辰の日は…とか諸々諸々ありまして、どうせやるなら春夏秋冬全部試してみては?という気もする…
皆さまもどうぞお身体ご自愛ください。