台湾の森川清治郎廟がぼんやり話題のようだけれど、この道教の宗教施設が現在も地元の方々に信仰されていることを都合よく取り上げて、「植民地支配は悪くなかった」「むしろ植民地支配などなかった!」みたいな歴史修正(捏造)に紐付けるのほんとにやめろ。
神の定義や概念や付き合い方なんて、たとえ同じ神道の名の下にいたとしても時代によって場所によって信仰者によって様々で、
(いわゆる)国家神道と民間神道でも全く別で、いわんや道教なんかもう全然別物なのに、
誰かの都合で便宜上同じように「神」というカテゴリに入れられているというだけで、
すぐさま「神!全知全能!完全なる善の象徴!」みたいな、
それは一体どこの神…?的なノリで来られることが多いの一体何なのか
そしてめっちゃ気軽に発される「道教と神道は近い」みたいな発言って、
「土星よりは火星の方が地球に近いですよね〜」って程度の意味なのに、
まるで「チャリで15分です」みたいな意味に曲解する者が大量にいるのほんと困る
「信仰されている」ことはそれ以上でもそれ以下でもない。 神の概念も神との付き合い方も千差万別であり、「〇〇しているなら信仰対象を〇〇と思っているはず」などと行為から相手の心の内を推測することはできないし、彼らが信仰対象に完全にポジティブな感情を抱いていようと、それは日本の支配を否定する材料にはならない。