(2000円は痛いな…)と思いつつ、出張の合間に国立西洋美術館の企画展を観てきた
川崎重工の件や明治以降の思想統制関係等の、今必要だったな!というものもあったし、正直しんどい…というものもあった
特にしんどくて途中離脱したのはホームレス関係の展示
いろんなホームレスの語りが彼らを描いた絵などと共に展示されていたんだけれど、ドヤ街などを中心としていてある程度ステレオタイプ的というか、自分がホームレス時代に接していたような方ばかり、
要するにシス男性表象のホームレスばかりが目につく展示だった。
多分ちゃんと見たらシス男性以外のホームレスも展示されていたのかもしれないけれど、探す元気はなかった
私がホームレスしていた時のホームレス社会、シス男性あるいはシス男性に気に入られる者以外はかなり生き延びるのが難しい環境だと感じていたし、私自身もあの手この手で住む家をどうにか取り戻していなかったら、多分夏は越せなかったろうと思う
きっとこの作品を作った方は「現代社会から排斥されたホームレスたち」を描いたのではと思うんだけど、私にとって彼らは「ホームレスだった私を更に排斥したおじさんたち」なんだよな