そういえばあんずちゃんフランスの映画祭で公式上映されたとき、監督インタビューで「何故母親は地獄にいるのか?」との質問がおおくて、キリスト教的な生死観(地獄はよほどのことらしい)と仏教道教にベースがある東洋的生死観とのプリミティブな感覚的違いが思った以上に大きくて(というかそこにこだわる?)説明に難儀したという話だった。娘の視点から見れば完璧(理想化もある)の亡くなった母親にも業のようなものはあるし、あそこでは描かれていない悪い面があるかもしれない暗喩ということにしたけど、なんか納得してないようだったと久野監督曰く。焦ったと。