国民国家という実態の曖昧なものが唯一の共同体で、そこへの帰属意識だけが醸されて実際にある支配被支配関係は隠蔽さてるから、基本的に不幸や死が個人に細分化されているため、封建共同体のような運命をともにする支配者による理不尽な死が共有意識化されず、かえって集団的抵抗も興らないとか。