はだしのゲンで思い返すが、火垂るの墓はアニメーション映画としての評価と欧米の称賛と対象にアジアでは一般観劇者に割と評判が悪く、それ他国人民への加害責任に全く言及がない故らしく自業自得扱いされるという話も聞く。
こうの史代の夕凪の街桜の国も元安川の原爆スラムを舞台にしたのはいいが、そこに至った日本の加害責任について全く描写がない、という批判は強かった。この世界の片隅には多分その批判を踏まえて構成されている(最後の主人公の世界観大逆転)なのだろうが、映画やらアニメではその肝腎の部分がすっぱり切られて換骨奪胎されたからなあ。
まあ火垂るの墓すらジブリの中で「腫れ物」になりつつあるしな。ぽんぽことかもそうだろうけど、戦後史も不都合な部分は改竄されてゆくしね三丁目の夕日的に。まああれちゃんと批判しなかったのもまずかったですよね。
ちなみに広島は部落差別もひどく、原爆が落ちたときに部落民が何かやったとか乗じて部落民がなにかやる、というような流言飛語もあって、当該地域の住民には「関東大震災後のようなこと」になりかねないという緊張感があったらしい。
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