ネクストゴールウィンズ
ワイティティらしいバカだな〜ってコメディだらけの、でも西洋以外の文化、マイノリティと、愛を大事に描いた作品だった。素直に笑って泣けて、観たあとは優しい気持ちで帰れる。好き。
勝ったことがないサッカーチームの話…ではあるけど、実話をもとにしてるから観客も試合結果はわかってるので勝敗はメインじゃない。っていうのを体現するかのごとく試合結果は回想で終了。
心の傷の需要とマイノリティの姿。
序盤で説明される悲しみの段階の話が完全にコント仕立てだったから普通に笑ってたけど、観終わってみるとずっとその話をしてたんだなってわかって、あ〜〜〜〜〜〜…!!ってなったよね…
ファファフィネの描き方もよかったな…ジャイヤはホルモン治療もしてて手術も視野に入れてたから私が知ってる言葉でいうところのトランスジェンダーだと思うけど、劇中でその言葉は出てこない。西洋文化を持ち込んでる監督ですら言わない。
移行段階の話をしてても「それってトランスジェンダーだろ」とはならずに「ファファフィネってなんだ?」って言う。それがよかった。
ファファフィネはファファフィネでしかない。外の基準に合わせる必要はない。