秘密の森の、その向こう
若い親と会う作品はあるけど8歳ってどう思うんだろう…?って不思議だったけど、これ、きっとこの年齢じゃなきゃだめだ。
なんで?とかおかしい!とかじゃなく目の前にあるものを「ただそこにあるもの」として受け入れるのは大人にはきっと難しい。
何かの能力が働いてるんじゃなくて過去と未来が同時にずっと存在してるっぽいのがよかったな…。
幼い母を通して心残りや後悔と向き合うチャンスを与えてくれた不思議な時間の話。でもあるし、母にとっては友人に出会い、別れ、再会するまでの話だった。どちらも救われててよかった。
ラストカットがすんごいよくてその瞬間だけでもぐっときてしまった…マリオン、ここまでずっとどんな気持ちで成長していく娘を見てたんだろうな…母親が死んで家に戻って、ネリーが言ってたのは今なのかと思ったんだろうか。友人としての記憶を持たない同じ顔の娘はどういう存在だったんだろう…。