垣根涼介『午前三時のルースター』 #読了
娯楽小説としてとっても楽しんだ……!
カーチェイス描写のあるハードボイルド・ミステリー。POPだか帯だかで「父を探す息子」の物語と把握してほう、と手に取り冒頭を読んで引き込まれ、購入してすぐ自宅に帰るバスの待機列でもバスの中でも自宅の食卓でも読み耽ってしまった。
久々に「おもしれ~止まらね~この後どうなっちゃうの~!?」と手に汗握る気持ちでフィクションを楽しめて嬉しい。
ベトナムには行ったことがないけど、フィリピンのむっとする熱気や市場の喧騒をイメージしながら読んだ。