ラストマイルにかこつけた自分語り
24時間稼働し続けているだろう物流センターが社会の縮図にみえてつらかった。自分はあそこに存在するのを挫折した人生だ。本当は人生ずっと動いて前に進んで何か達成し続けないといけないのに、できればああいうグローバル企業の正社員の座を勝ち取って常に進んで金をより多く稼いでいかないといけないのに、それに挫折した人間。せめて非正規でもあそこで働き続けなければならない。けどそれができなくて、ずっと躓いて倒れたまんま蹲ってる。その姿を誰かに眺められて「ああなっちゃいけないよ」と、反面教師として指差されるような人生。そんな気分。
ラストマイルにかこつけた自分語り
ここから逃げ出すには、山崎のように自殺するしかないのにできない自分を情けなく思ってしまう。けど山崎の自殺は未遂で終わっていて、自分の自殺できない理由を思い出してしまう。そう、自殺未遂で終わりたくない!未遂で終わったら、「他人に迷惑をかけた人間」と責められないといけなくなる。死ねば同じ言葉で責められるにせよ、自分はその言葉を聞かなくて済むだろうに!
筧のような確実に死ぬ方法を選ぶ知能と行動力が羨ましい。欲しい。自分には無いもの。自分も"早く""確実に""他人の手をなるべく煩わせない死に方と死後の手続きの準備をした上で"死にたい。筧みたいに痛い死に方は嫌だけど、そうなると何があるかな。確実に失敗しない方法がいいな。