運慶の作った執権、気持ち悪いといえば悪いけど、丸っこい線でできていて、バランスが悪くて、ちょっと笑ってしまうような形
本人にとってはそれが一番辛い、直視したくない自分なんだろうね
人をあやめている手で、頼朝から引き継いだ鎌倉をいくら美しく仕立てても、そこには何もないと突きつけられる
#鎌倉殿の13人
そうは言っても仏像の形に彫ってきたのがすごくて驚いたのだが、物知りの相互さんの解説を読んでなるほどと
腹が膨れた餓鬼の姿なのに、手は施しの印という姿
「頼朝から引き継いだ鎌倉を守る理想」を、腹に開いた穴にすくっては溢し、すくっては溢し、を繰り返していたのではないかな
権力を握り変わってしまったのではなく、変われなかった悲劇
父の人生を無駄にしたくないと微笑む息子の顔を小四郎は知らずに死んでいく
ウテナみがあった(そこかよ)