表現について答えの出ないことを考えている(十二国記への批判を含む)
表現について勉強したいなと思っており、昨日からずっと考えてるんだけど…
十二国記の、「他国の者とは婚姻できん」(万里十一章4)という設定に問題を感じてシリーズ途中で脱落してしまった方がいらっしゃる件
https://mstdn.jp/@wachikof/111666354383666624
私はあの設定に「保守的な90年代の考え」が反映されているとは思わないので、「原作者の執筆当時の表現を尊重しそのまま刊行」といった注釈が必要だとも、現時点では思わない
あの設定はおそらく世界の仕組みの根幹に関わる部分だし、小野先生はあの世界の仕組みを肯定的に描いているわけではないことはシリーズ通して伝わってくるので…
とは言え風の万里時点ではそこまで伝わらないし、脱落した読者に全部読めというのも違う気がする
それに小野先生は過去現在未来にわたりすべての問題を見通し一切の差別をしない完璧超人であるなんてことはないわけだし、もちろん私もそう
現に指摘を見るまでこの部分が問題だという発想がこれっぽっちもなかった
どうすればいいんだろうな… [参照]