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のんびり見ている「私のおじさん」、終盤に入ったとおもうのだけど主人公・ドンフンの社内における政治的立場はまだ弱いままで、これからト社長にしかけるであろう逆転劇なかなかはじまらない。さすがにもどかしい〜。
ドンフンが自分の感情を注意深く奥歯で噛み殺してしまうような抑制的なひとなので、であればこそ、これまで腹の底で研ぎ続けてきた怒りの切っ先をト社長へ突きつけてほしい。怒涛の攻め込みを見せてほしい。と安直に期待してしまうけれど、体面のために人生全賭けしちゃう意思決定層おじさんとの対決・決着は一日にしてならずということ。それがRealよ………
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でも、主人公ヨンウの母親であるテ・スミが作品を通して問われていたのは「母親”なのに”」だったので、終盤はしょもしょもになって見てた。
「母親なのに」子どもの元を去った、「母親なのに」子どもよりも自分のキャリアを優先した、それはなんという「罪深い母親」だという視点からテ・スミという女性が描かれていたとおもう。
ドンフンが妻・ユニの不倫を問いただすときに「子をもつ母親だろ」と口走ったときは、はい解散〜お疲れした〜になっちゃったけど、やっぱりストーリー（というか社内上層部で白熱の地獄合戦と成り果てている人事の先行きがどうなるか）のおもしろさにまたテレビの前まで戻ってきちゃう